fc2ブログ

アメリカのド田舎モンタナ州の自然と生活、そして私の仕事であるツアー情報を紹介してます。                           

ビッグホーンシープに会えるチャンス

ビッグホーンシープはイエローストーン国立公園のどこで見ることができるのでしょう?

それはその時の運次第で、期待して行ってみた場所でバッチリ出会えることもあるし、残念ながら全然見つけられないこともあるし、全く期待してない場所で突然バッタリと出会って大喜びすることもあります。
イエローストーンの動物はみんなどこにでも神出鬼没

確かに動物との出会いは運次第ではあるのですが、本日は私がビッグホーンシープをよく見かける場所と季節を紹介しますので、これからイエローストーンに行かれる方々、どうぞ参考にしてください。

基本的にビッグホーンシープは崖っぷちや山の斜面にいることが多く、季節によって標高や陽当たりの変化を追って移動します。
当たり前ではありますが、
冬は陽当たりのいい南向きの斜面
春は斜面の下のおいしい草があるところ
夏は崖の上の方にいて、ときどき草や水を求めて降りてくる
秋は夏と冬の間の移動期
という感じです。

では、具体的にご覧ください。


タワールーズベルトからラバーバレー方面へ曲がった所

bighorn sheep 2
・5月上旬
・春はオスが複数で仲良く一緒に過ごしてます

bighorn sheep1
・秋は頭突きのバトルを繰り広げるのに、
 春はのんんびり平和です。


bighorn sheep 11
・6月上旬
・5、6月、この辺りにずっといました。同じ群れのようでした。


bighorn sheep 4
・抜けきれない冬毛がぼさぼさになって体にくっついているのは
 他の動物と同じですね。





ラマーバレーのソーダビュートクリークの北側の斜面

bighorn sheep 13
・1月
・南向きの斜面で陽当たりがいいので、冬はこの辺りでよく見ます。
・この時は雪の下の枯れたまずそうな草を懸命に掘って食べてました。




公園北口とマンモスホットスプリングスの間の崖

bighorn sheep 15
・12月
・冬は崖の下に降りてきてます。


bighorn sheep 14
・7月
・崖を見上げてみてください。上の方に結構います。
・岩肌の色と体の色が同系色でうまくできてるなあと感心させられます。
・石がボロボロッと落ちてくるとても急な崖を軽々と飛び跳ねるように動きます。
・肉球が柔らかくて厚く、岩場にうまくフィットするらしいです。
・他の動物たちはとても近づけない環境です。


bighorn sheep 5
・8月
・道路沿いの崖です。車にも動物にも落石にも注意してください。


bighorn sheep 7
・8月
・川の水を飲みに降りてきてました。
・若いオスのビッグホーンシープです。




写真はないのですが、

ダンレイブンパスのキャニオンに近い崖

・道が狭くて崖っぷちです。車を停めることはできません。
・道路脇にいることがあるので、運転に気をつけてください。




ここまで見てくださって、ありがとうございました。
最後に、ここまでお付き合いくださった方に特別情報を。


公園北口を出てガーディナーとリビングストンを結ぶ道路「89号線」
ガーディナーから北へ向かって5マイルくらいの間



bighorn sheep 10
・お母さんと子どもの群れ
・この時は5月でしたが、季節を問わず結構見ます。

bighorn sheep 9
・かわいい!

bighorn sheep 8
・最後に、本日紹介したビッグホーンシープとの出会いのチャンスをくださったたくさんのお客様代表として、中井さんファミリーの写真を掲載させていただきます。
・公園を出てから突然目の前に現れたビッグホーンシープの群れ、ほんとビックリしましたね!
・ありがとうございました!
 

スポンサーサイト



ムースとの遭遇 ~ 三井さんのツアーにて (2)

ムースはとても人気がある動物です。
今回は三井さんの旅で見たムースの他にも
ムースを見るチャンスがある場所を紹介しますね。


まずは、三井さんと見たムース
Mitsuisan11
時: 7月上旬
場所: グランドティートン国立公園 
     ムースエントランスから南に少し行ったところから入る
     ムースウィルソンロード沿い
     駐車場がある展望所みたいな場所
状況: 前回と同様、三井さんのツアー中
    「 時間があるからちょっとムースを探してみましょうか。
     この辺は地名もムースというくらいで、
     ムースが結構いるんですよ。」
     と話しながら進みました。



Mitsuinsan10
ムースがいる確率が高い場所なので秘かに期待はしてましたが、、、
「おー、いるいる!!!」
「来てみてよかった!!!」
水草を食べているのか水を飲んでいるのか
顔を上げる度に水面に同心円の輪っかが広がって、きれいです。



Mitsuisan12
ラッキーな出会いに皆一瞬興奮してしまいましたが
ムースの美しさに魅せられて声も出せず
とても静かで厳かな時間を過ごしました。
ありがとう、ムースさん。




ムースはとても人気があって、多くのお客様が「見たい!」動物です。
「どこで見られますか?」とよく聞かれますが、
答えは 「どこにでもチャンスはあります。どことは言えません。」

そう、それはそうなのですが、しかし、それでも、
ムースがいるかもしれないと期待できる場所はあることはあります。
????

Mitsuisan19
グランドティートン国立公園
ムースジャンクション近くのスネイクリバー沿い


Mitsuisan18
この辺りは
ムースを探したり、見ていたりする人が多いので
特に車に気をつけて、ルールを守って探してくださいね。




Mitsuisan17
イエローストーン国立公園
ラマーバレーのソーダビュートクリーク沿い
特に冬と春はこの辺りでよく見ます。
この2頭は5月の親子で、
ぺブルクリークキャンプ場にずっといました。


他に、イエローストーン国立公園では
ペトリファイドツリーとタワールーズベルトの間の道路沿いで
山の方ではなく、崖の下の方を探してみてください。



ところで、ムースのあごの下にぶら下がっているブラブラしたものは
何のためにはえてるのかわからないもので、
科学者にも謎なんですって。
おもしろいですよね。



マウンテンゴートとの遭遇 ~ 三井さんのツアー (1)

イエローストーンではたくさんの野生動物に出会えることが大きな魅力です。
その中でもイエローストーンでは珍しいマウンテンゴートに遭遇しました!


Mitsuisan1

時: 7月上旬

場所: マンモスホットスプリングスのアッパーテラス駐車場から
メインロードを南に5分くらい行った付近の道端

状況: ツアーのお客様の三井さんご家族と一緒にマンモス
ホットスプリングスを後にして、その自然の造形物の神秘と美に
まだ酔いしれていた頃、道路右側に何か白い物体が・・・・



Mitsuisan 2

は?
マウンテンゴート?
まさか、こんなところに。。。。
いや、やはり、マウンテンゴートですよ!
ラッキー!!
嬉しい!!!



イエローストーン国立公園内にはマウンテンゴートは200頭くらいいるので、
特別珍しい動物ではないのですが、マンモスホットスプリングス周辺で、
しかも道路脇の至近距離で出会ったことにビックリです。

イエローストーン国立公園内でマウンテンゴートをよく見ることができるのは
公園の北東口に向かって行ってあと少しで北東口というころの左側の山です。
ちょっと遠いですが、望遠鏡や双眼鏡で見つけることができます。
山肌に動いている白い点を探してみてください。
または、山に向かって望遠鏡や双眼鏡を覗いている人たちを見つけてください。

マウンテンゴートは実はイエローストーンでは外来種なんです。
1040~1950年代に公園外の山地に放されたマウンテンゴートが増えて
公園内にも1990年頃から生息し始めました。
美しい姿で見る人々の人気を集め、またハンターにとって手ごたえのある魅力的な動物ですが、
増えすぎると、高山地帯の生態系への新たな影響が懸念されるところです。

ちょっと複雑な気持ちになってきました。
でも、きれいでかわいい動物であることは確かです。
やっぱり会えてよかった!!


三井さんのツアーでは他にもたっくさんの動物に会いました。
続きは、また。


イエローストーンホライゾンズはこんな旅です!

2017年8月に来てくださったヨシタカ&サエコ さんがゲストブックに書いてくださった文を紹介します。
イエローストーンホライゾンズの旅がスペシャルでユニークであることを熱く語ってくださいました!



 日本は17日のお昼1時半。スーパーのAlbertsonsのTボーンステーキを焼いて、ホライゾンズ最後の夜を楽しんでます。チキンやフルーツ、ナッツ、ワインにビール、毎晩のんびり、10時過ぎに夕食。きのうは、Yellowstone River で20時までFly Fishing。夜21時まで明るいので、1日思いっきり遊べます。

 明日は4日目の釣り。再度Mill Creekで。カイ君のアドバイスがなければ、Yoshitakaはカットスロート、レインボー、ホワイトフィッシュは釣れてなかったかも。私(Saeko)は主にカメラマン。でも楽しい。全く知らないcreekに入って、自然とふれあえる。今日はエルクが親子で水を飲みに来てました。
よしたかさん1




 ただ今、外は真っ暗。虫の音しか聞こえない。ゆうべは北斗七星とカシオペアが同時に!!見えました。本当に楽しかったです!!

 リビングストン、どんなところだろう? どんな方達だろう? イエローストーンは? グランドティートンは? シボレーに乗ってデイビッドさんの案内、最高!!日本語ぺらぺらで、不安はふっとんでしまいました。歴史が好きで、地理にも長けていて、日本のこともよく知っていて、こんな感じでカイ君にもイアン君にも話しているのかな~? 10年もかけて家を造り、デイビッドさん、自分の意志をつらぬいてますね。私もこんな人生を送れたらいいな。奥さんと子どもを大事にして、なおかつ自分のやりたいアイスフィッシングも手を抜かない。新型自動車より昔の自動車が好きな、街より田舎が好きな、自然を愛する気持ちがよーく伝わりました。私たち夫婦も自然大好きです。こんな素敵な旅をまだまだ続けられるといいねって。今度はスキーにも来てみたいです。できれば友人達とも。あーーー名残惜しいです。ユキちゃん、お元気で。ありがとうございました。紀代美さん、ゆっくり話したかったです。それが残念でした。
よしたかさん2




 思い出に残る1週間でした。またお会いしましょう。GTRとマイボート乗ってください。
よしたか&サエコさん



私(紀代美)は、今回は残念ながらヨシタカさんとサエコさんにはちょっとだけしかお会いする時間がありませんでした。しかし、数えきれない回数のメールのやりとりで、会う前から既にお友だちのような気分になり、ツアー終了後もお友だちのようにやりとりできて、それが嬉しくてたまりません。
これからもよろしくお願いします。

レイクホテル

公園内宿泊の紹介 
前回に続きまして、「レイクホテル」です。

レイクホテルの正式名称は「レイク イエローストーン ホテル」ですが、
現地で人々は普通「レイクホテル」と呼んでます。

イエローストーン国立公園で最も古いホテルで、1881年に建てられました。

大自然の中にいるとは思えない洒落でゴージャスな雰囲気いぱいの
ヨーロッパ調の建物です。


Lake hotel 1

輝く黄色は「イエロー」ストーンを意識してるんでしょうね  
遠くからもバッチリ目立ちます。




Lake hotel 3

正面玄関 

Lake hotel 2






lake hotel 7
廊下
このホテルは、2階をまっすぐ歩いてきたはずなのにどこかで1階になっていて、
う~ん、うまく説明できませんが、
私は特に方向感覚が鈍いので、いつも迷子になってしまいます





lake hotel 21
ロビーは柔らかな陽射しいっぱいの広い空間です。
ソファに座ってのんびり何時間も過ごした~い



Lake hotel 10
お昼は宿泊客が出はらってしまって、静かな時間帯。
この日もピアノの練習をしている青年だけでした。



プレミアム ルーム
Lake hotel 4
レイクホテルではミドルクラスのお部屋です。
なかなか重厚な趣があります 


Lake hotel 5
料金は
税込みで 約$450 でした。

高いと見るか、安いと見るか、、、

レイク地域には、他に
レイクホテルキャビンやレイクロッジキャビンなどお値段の安い場所も
あります。
参考まで。


lake hotel 15

バスルーム




lake hotel 20

レイクホテルだけではなく公園内宿泊施設で使われている
シャンプー、リンス、ボディーソープ、石鹸

私はこの香りが大好きです
ホワイトティー&グリーンティーっぽい、優しい香りですよ。



以上、2017年情報でした。
以下、ちょっと古い情報ですが、ご覧いただけると嬉しいです。


lake hotel 13
レイクホテル本館の横に「サンドパイパー ルーム」
という名前の別館があります。

2年前まで、弊社のお客様の宿泊先としてよく利用してました。
とてもキュートなお部屋で、
バスタブが深くて、
お値段もホテル本館よりもずっとリーズブルで、
よかったんです!

それが、最近、
全室ベッドが1台(キングベッド1台、またはクウィーンベッド1台)になっちゃって、
使い勝手が悪くなりました。
今までクウィーン2台入っていた部屋がキング1台の部屋になったんです。

欧米の人たちはクウィーン2台よりもキング1台の方がいいのかもしれないけれど、
私たち日本人には、シングルでもいいからベッド2台欲しいよね~

と、ちょっと、がっかりしている私です。



lake hotel 11
2013年
ホテルの前のイエローストーンレイクに浮かぶ島が山火事に
(島でも「山火事」と言っていいのかな?)


lake hotel 12
2013年 同じ日
陸続きの場所でも山火事発生
見えている感じよりも遠くの火事でした




lake hotel 14
ある日、朝早く、ホテルの従業員が揃って何かゴソゴソしていました。


lake hotel 14
ようく見てみると、
みんなでラジオ体操!!!

アメリカでも、こうやって、
「今日も元気にがんばろう!!!」って、1日をスタートするんですね。



プロフィール

Kiyomi

Author:Kiyomi
家族: 
アメリカ人の夫一人
23歳と21歳の息子二人
1代目看板犬は2017年9月に天国へ。
現在この世では2代目看板犬が奮闘中。

熊本市からアメリカのモンタナ州に引っ越してきて18年目。

モンタナの大自然をこよなく愛する。

「イエローストーンホライゾンズLLC」というツアー会社、それにベッド&ブレックファストと貸コテージを経営し、世界中のお客さんと楽しく夏を (冬も)過ごしている。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード