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アメリカのド田舎モンタナ州の自然と生活、そして私の仕事であるツアー情報を紹介してます。                           

マウンテンゴートとの遭遇 ~ 三井さんのツアー (1)

イエローストーンではたくさんの野生動物に出会えることが大きな魅力です。
その中でもイエローストーンでは珍しいマウンテンゴートに遭遇しました!


Mitsuisan1

時: 7月上旬

場所: マンモスホットスプリングスのアッパーテラス駐車場から
メインロードを南に5分くらい行った付近の道端

状況: ツアーのお客様の三井さんご家族と一緒にマンモス
ホットスプリングスを後にして、その自然の造形物の神秘と美に
まだ酔いしれていた頃、道路右側に何か白い物体が・・・・



Mitsuisan 2

は?
マウンテンゴート?
まさか、こんなところに。。。。
いや、やはり、マウンテンゴートですよ!
ラッキー!!
嬉しい!!!



イエローストーン国立公園内にはマウンテンゴートは200頭くらいいるので、
特別珍しい動物ではないのですが、マンモスホットスプリングス周辺で、
しかも道路脇の至近距離で出会ったことにビックリです。

イエローストーン国立公園内でマウンテンゴートをよく見ることができるのは
公園の北東口に向かって行ってあと少しで北東口というころの左側の山です。
ちょっと遠いですが、望遠鏡や双眼鏡で見つけることができます。
山肌に動いている白い点を探してみてください。
または、山に向かって望遠鏡や双眼鏡を覗いている人たちを見つけてください。

マウンテンゴートは実はイエローストーンでは外来種なんです。
1040~1950年代に公園外の山地に放されたマウンテンゴートが増えて
公園内にも1990年頃から生息し始めました。
美しい姿で見る人々の人気を集め、またハンターにとって手ごたえのある魅力的な動物ですが、
増えすぎると、高山地帯の生態系への新たな影響が懸念されるところです。

ちょっと複雑な気持ちになってきました。
でも、きれいでかわいい動物であることは確かです。
やっぱり会えてよかった!!


三井さんのツアーでは他にもたっくさんの動物に会いました。
続きは、また。


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イエローストーンホライゾンズはこんな旅です!

2017年8月に来てくださったヨシタカ&サエコ さんがゲストブックに書いてくださった文を紹介します。
イエローストーンホライゾンズの旅がスペシャルでユニークであることを熱く語ってくださいました!



 日本は17日のお昼1時半。スーパーのAlbertsonsのTボーンステーキを焼いて、ホライゾンズ最後の夜を楽しんでます。チキンやフルーツ、ナッツ、ワインにビール、毎晩のんびり、10時過ぎに夕食。きのうは、Yellowstone River で20時までFly Fishing。夜21時まで明るいので、1日思いっきり遊べます。

 明日は4日目の釣り。再度Mill Creekで。カイ君のアドバイスがなければ、Yoshitakaはカットスロート、レインボー、ホワイトフィッシュは釣れてなかったかも。私(Saeko)は主にカメラマン。でも楽しい。全く知らないcreekに入って、自然とふれあえる。今日はエルクが親子で水を飲みに来てました。
よしたかさん1




 ただ今、外は真っ暗。虫の音しか聞こえない。ゆうべは北斗七星とカシオペアが同時に!!見えました。本当に楽しかったです!!

 リビングストン、どんなところだろう? どんな方達だろう? イエローストーンは? グランドティートンは? シボレーに乗ってデイビッドさんの案内、最高!!日本語ぺらぺらで、不安はふっとんでしまいました。歴史が好きで、地理にも長けていて、日本のこともよく知っていて、こんな感じでカイ君にもイアン君にも話しているのかな~? 10年もかけて家を造り、デイビッドさん、自分の意志をつらぬいてますね。私もこんな人生を送れたらいいな。奥さんと子どもを大事にして、なおかつ自分のやりたいアイスフィッシングも手を抜かない。新型自動車より昔の自動車が好きな、街より田舎が好きな、自然を愛する気持ちがよーく伝わりました。私たち夫婦も自然大好きです。こんな素敵な旅をまだまだ続けられるといいねって。今度はスキーにも来てみたいです。できれば友人達とも。あーーー名残惜しいです。ユキちゃん、お元気で。ありがとうございました。紀代美さん、ゆっくり話したかったです。それが残念でした。
よしたかさん2




 思い出に残る1週間でした。またお会いしましょう。GTRとマイボート乗ってください。
よしたか&サエコさん



私(紀代美)は、今回は残念ながらヨシタカさんとサエコさんにはちょっとだけしかお会いする時間がありませんでした。しかし、数えきれない回数のメールのやりとりで、会う前から既にお友だちのような気分になり、ツアー終了後もお友だちのようにやりとりできて、それが嬉しくてたまりません。
これからもよろしくお願いします。

ミーナーさんのキャビン&渡し舟 

本日ご紹介するのは、グランドティートン国立公園にある ミーナーさんのキャビンと渡し舟 ( Menor's Ferry Historic District )です。
ハイキングや動物ウォッチングやキャンプなどの大自然体験の感動とは異なる国立公園の一面を楽しめる、おすすめのスポットですよ。



1862年、西部開拓促進を目的に「ホームステッド法」という法律がアメリカで制定されました。
簡単に言うと、「160エーカーの土地を開墾しながら5年間住み続けたら、その土地は無料であなたのものになります。」という法律です。
これを機に、自分の農地を持って豊かな暮らしをすることを夢見る人々がワイオミング州ジャクソンホールにもたくさんやってきました。
ミーナーさんも、そんな開拓者の一人でした。
彼は1894年にこの土地にやってきて、キャビン、物置小屋、井戸、馬小屋、お店、冷温保管庫、燻製小屋、灌漑設備などを作って開拓生活をしながら、すぐそばを流れるスネーク川で渡し舟の商売を始めました。


M Ferry 1
キャビンはベッドルームとキッチンとお店の3つの部屋に分かれてます。
ベッドルームは1894年、キッチンは1895年、お店は1905年に建てられました。
キャビンの壁は、石灰で作った白い塗料で塗ってあります。


M Ferry 26
時々パークレンジャーさんが
このあたりの歴史をわかりやすく説明してくれます


M Ferry 2
お店の中は、100年前にタイムスリップしたみたい。
今もお店として機能しており、
かわいい小物、おいしいお菓子、アンティークっぽい生活道具、、、
どれもこれも欲しくなっちゃいます

うちのお客さまも結構いろいろ買ってくれてます。
「みなさん、お買い上げ、ありがとうございます。」
( 私はここのまわし者ではありません、念のため。 )



M Ferry 3
電気も水道もありません
レジは手でガラガラチーン!とするやつ。
時間がかかりますが、それがまた味わい深い!



M Ferry 4

地元のおいしいソーダも売ってます。

M Ferry 5


M Ferry 6
夏の暑い日の冷たいソーダ、
おいしいよ!!



M Ferry 28
どれどれ?
ほんと、あま~い!



M Ferry 11
キッチンの大きな薪ストーブ


M Ferry 7
夏もストーブで火を焚いて、1日1回クッキーを焼きます。
クッキーを焼く時間はお店の人が暇な時で、だれにもわかりません。
偶然クッキーに巡り合えたらラッキー!!



M Ferry 12
できあがり



M Ferry 15
「おひとつ、いかが?」



M Ferry 14
「ねえ、私たちラッキーらしいわよ。
運が良いい人だけ、クッキーもらえるんだって。」



M Ferry 27
レシピをもらいました。
とても簡単でとても美味しいジンジャークッキーです。

レシピの紙にシミが、、、、、
私が家でよく焼いている証拠デス



M Ferry 16
突然の寒波に襲われた9月のある日、
外は雪でもキャビンの中はホッカホカ、
ストーブのありがたさが身にしみました
クッキーはなかったけどね



M Ferry 18
「吹雪もおさまり、体もあったまったし、
お礼に、薪割りして行こうっと。」


M Ferry 19




キャビンのすぐそばに、ミーナーさんの舟の渡し場があります。
スネーク川は雪解け時季の春から夏にかけて水量が増え激流状態。
ハンティングや木の伐採などのために川を渡らなければならなかった人々にとってミーナーさんの舟はまさに「助け舟」で、大繁盛でした。
しかし、人と荷馬車合わせて50セント、人と馬で25セントという安い運賃しかとらなかったので、全然儲けにはならなかったそうです。
しかも、天気が悪くなって舟が出せない時など、お客さんたちをキャビンに呼んで食事などをふるまったらしいです。ミーナーさんっていい人だったんですね。


M Ferry 24
ときどき、舟のレプリカが丘にあがってます。
2艘のボートの上にいかだのような板をのせた舟です。


M Ferry 21
ときどき、舟が川を渡ってます。
これも運がよければ、パークレンジャーと一緒に舟に乗ることができます。



M Ferry 23
船頭さん役のパークレンジャーさん。
上流から下流に流れる水の力を対岸へ向かう力に方向転換して、舟を進めます。
の力を に変える。
ん~~~、この力の原理についてここではうまく説明できないので、現場で見て理解してください


M Ferry 22
「どこから来たの?」
「日本です。」
「動物何か見ました?」
「さっきムースを見ました!!」
「ウワォー、ナイス!!」
なんて、船頭さんとの楽しい会話もはずみます。


ところで、実は、、、、、
ホームステッド法の下、人々がジャクソンホールにやって来たということをお話ししましたが、ミーナーさんは1894年から16年間の間この土地149エーカーを不法占拠して、最終的に自分のものにしたのだそうです。西部開拓者にはこのように独立主義者(政府にあれこれ指図されたくない人たち)もたくさんいたらしいです。


以上、ミーナーさんのキャビンと渡し舟の紹介でした


最後になりましたが、掲載写真はこれまでに撮ったものをあまり考えずに並べてますので、登場人物(お客様)も季節も時間も入り乱れてます。
登場していただいたお客様は、セイカちゃんファミリー、イワさんご夫婦、大谷さんファミリー、綾子さん&奈保子さん、なつみさん&沙央里さん。
みなさん、ありがとうございました

10月の「晴れた日」

「10月のイエローストーンってどんな感じですか?」
お客様からよく尋ねられる質問です。

答えは、
「動物の動きが活発で、
景色がしっとりと美しくて、
観光客が少なくて静かで、
車もほとんど走っておらず、
すばらしい季節!」
です。

ただ、
天候は安定しているとは言えず、
雲ひとつない青空にサンサンと太陽が輝く日もあれば、
寒さと大雪に見舞われサバイバル感あふれる日もあります。

だから、
太陽を楽しみ、
雪も楽しみ、
吹雪をも楽しむことができる、
つまり自然大好きで何事にもポジティブな方にのみおすすめできる季節です。

「10月のイエローストーンの情報があまりないので教えてください」
と言われる方からのお問い合わせが最近多いので、
昨年10月の「晴れた日」と「雪の日」のツアーの様子をご紹介します。
参考にしてください。

まずは、
「晴れた日」
日本から来られたナツコさんの旅です。

October 3
これまでのツアーで、10月のクマとの遭遇率は100%!
今回もウォッシュバーン オーバールックで
グリズリーベアの親子に会いました。
冬眠を前にして、
肉、虫、木の実、草の根、などなど
たっくさん食べるのに忙しい季節です。



October 24
どこまでも続く大空と大地
ラマーバレー、スルークリーク

1995年にカナダから連れてきた14頭のオオカミをここに放しました。
現在、公園内に200頭くらい公園外を含めると400頭くらいに増えてます。
殺したのも人間、
よそから連れてきたのも人間、
今はまた増えすぎて困ってると言うのも人間、
人間って勝手なもんだと思います。

難しいことは抜きにして、私はオオカミが大大大好きですよ。



October 25
ホワイト&ブルーの荒涼とした空間
イエローストーンで熱水活動が最も活発な場所
ノリスガイザーベイスン

ノリスガイザーベイスンには、
高さ90メートルに達する世界最大の間欠泉、スチームボート間欠泉があります。
スチームボート間欠泉はいつ噴水するか全く予測できません。
最近では、過去50年間の沈黙を破って
2005年5月(友だちのルナちゃんは見た!!ラッキー!)
2013年7月
2014年9月(お客様のコウイチさんとガイドのデイビッドは見た!!ラッキー!)
に大噴水しました。
また近いうちに出るといいなあ。



October 6
乗馬もばっちり楽しみました。
私のブログやフェイスブックで何度も登場しているのは
チコ温泉リゾートのホースバーン
オーナーのハイディとは長年のお付き合いでお世話になってます。
乗馬体験したい人に、ここおススメです!




ナツコさんの旅は、このあと
マウントラッシュモアとデビルズタワーへと続きます。

October 7

October 8

October 10

October 9

サウスダコタ州も、すばらしい秋晴れでした!


長くなってきたので、
10月「雪の日」は、また後日アップします。


ナチュラルブリッジ トレイル ハイキング

昨夜は隣のサイトにいたグループが夜遅くまで騒いで
私はほとんど眠れませんでした 
キャンプ場での消灯時間は守ってほしいもんです

さて、いやなことは忘れて
キャンプ2日目は
大好きなハイキング 

久しぶりに、夫婦2人で「ナチュラルブリッジ トレイル」を歩くことにしました。
往復5Kmの気軽に楽しめるショートハイキングトレイルです。
      

lake camping 9
トレイルヘッドはブリッジベイマリーナの駐車場にあります



natural bridge 1
以前は車で入ることができたのですが
今は車両進入禁止
巨大な岩がバリケードとなってます


natural bridge 2
ほとんどこんな感じの松林の中の小道です。


ところどころ寄り道して、おもしろいものを眺めながら歩きました。

test2
焼け残った木
lake camping 21
マーモット
lake camping 21
水たまりに浮かぶマツの花粉



「ナチュラルブリッジ」に到着

natural bridge 3
最後だけ、ちょっとゴロゴロした岩場を登ります。



natural bridge 4
地中を流れる水が凍って岩を砕き
そこに雪解け水が集まって
またその水が凍って岩を砕き
少しずつ少しずつ
何世紀もの時間を経て
大きな穴となり
自然の石橋ができました

自然の力ってすごいですね



natural bridge 5
「ナチュラルブリッジ」は、だんだんもろくなってきており
大きなヒビが入ってます。

以前は橋の上を歩いて渡ることができましたが、
今はそれはできません。
いつ崩れ落ちるかわからないそうです。

今度来た時は、もうなくなっているかもしれません。



lake camping 15
しっかりと記念写真を撮っておこうっと 



ところで、今日、別行動をとった息子はどこに?

lake camping 19

息子は1人で1日中、魚釣りしてました 
しあわせもの~~~


プロフィール

Kiyomi

Author:Kiyomi
家族: 
アメリカ人の夫一人
23歳と21歳の息子二人
1代目看板犬は2017年9月に天国へ。
現在この世では2代目看板犬が奮闘中。

熊本市からアメリカのモンタナ州に引っ越してきて18年目。

モンタナの大自然をこよなく愛する。

「イエローストーンホライゾンズLLC」というツアー会社、それにベッド&ブレックファストと貸コテージを経営し、世界中のお客さんと楽しく夏を (冬も)過ごしている。

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