モンタナ州の南西部にある
ゴールドウエストカントリー地区には、その名の通り、ゴールドラッシュ時に栄華を極めた町がそのままの形で今もたくさん残っています。
今回は、その中の代表格
バージニアシティーを紹介します。
近くで1863年に金が発見されて以来、一獲千金を夢見る男たち(女たちも)が集まり、そこにはバー、宿、グロサリーストア、銀行、鍛冶屋さん、教会、、、、、が建ち並び、バージニアシティーという町ができました。私たちが西部劇で見る雰囲気そのまんまの本当の町です。
1920年までに採掘された金は100,000,000ドル(100億円)の価値に上るということですから、たいしたものです。金が下火になり、ノーザンパシフィック鉄道が別のルートをとってしまったため、その後しだいに町はさびれ、ゴーストタウンとなってしまいました。
当時のオリジナルのまま大切に保存されているこの町は、現在、訪れる人々を西部ゴールドラッシュ時代にタイムスリップしたかのような気にさせる魅力溢れる空間となっています。
メインストリートに立ち並ぶキャビン
ご主人がバーで飲んだくれている間、馬はこうして繋がれていたのだろう。
西部劇で見たことのあるシーンだ。
観光客のためのバギー。
これに乗ると、裏町まで丁寧に案内してくれる。
メインストリートのお店は当時のまま。
「ここは何屋さんかな?」 と、中を覗くかわいい女の子。
もちろん大人も、「ここは何のお店?」と、ショーウィンドウに貼り付けになる。
建物も、内装も、置かれている商品も誰にも触られることなくじっと時を経てきた。
ひとつひとつの物が言葉にならない歴史を語ってくれる。まだまだ続く・・・・・