モンタナでは、12歳以上の子どもを対象としたハンター教育プログラムが年に2回開かれます。今年前期のプログラムは3月9日から4日間、毎晩3時間のクラスです。3日目の昨日の夜、うちの12歳になる子に付き添って私も参加してきました。
地元の人たちが「ハンティング セーフティ クラス」と呼ぶこのプログラムでは、徹底的にハンティングの安全教育がなされます。銃の構造、正しい取扱い方、動物についての知識、サバイバル法などがそれぞれ専門のインストラクターによって指導され、4日間の講習が終わったらさらに1日かけて実地テストがあります。
主催はモンタナ州、フィッシュ・ワイルドライフ&パークスという自然環境の管理局。 参加費無料で、講習が終わってテストに合格すると今年のハンティングライセンスが与えられます。
テキストブック
銃の取扱方について、徹底的にたたきこまれる。
受講態度の悪い人は、その場でアウト。
この日、一人の女の子がおしゃべりしていて退室となった。
講習の後、クマの手と自分の手を比べてみる子どもたち
私個人としては、まだどうしても動物を殺すことには抵抗がありますが、このように子どものころからハンティングを生活の一部として真剣に捉えていく様子を目の当たりにすると、いちがいに否定もできなくなってきました。
そこには、自然の中に生きる厳しさと命の尊厳が見えます。
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