イエローストーンのあちこちで出会えるエルクですが、季節によって全く異なる姿や生態をみせてくれます。
今日は、8月のエルクを紹介します。
まだべルベット状の皮に覆われているためか、どことなく優しさが漂う角だ。
秋になるとベルベットの皮が剥げ落ちて、どこから見ても強靱で見事な角になる。
ライバルのオスとどこまで戦えるか、、、、
めでたくメスの心を射止めることができるのか、、、、
幸せのカギを握る、大切な角である。
取りあえず、今は食べることに専念しとこうっと。
無心に草を食む音だけがあたりに響く。
音を表現するのはとっても難しいが、
「ビシッ、ビシッ」・・・・・草を引きちぎる音
「ゴリゴリ、ゴリゴリ」・・・草を歯で挽く音
ってところかな。所変わって、
こちらに向かって「アカンベー」をする(?)メス
その後方、川の中洲に3頭の子どもが見える。
エルクの子どもの命の防衛手段は、草むらにじっと隠れていることである。
母親は子どもが身を潜めている場所から敢えて離れて自分が目立つ行動をとる。
敵の目を欺く賢い作戦である。
母親の言うことをしっかり守り、子どもは何時間も息を殺したようにじ~っとして身動きひとつしない。落ち着きのないうちの息子たちにエルクの爪のアカを煎じて飲ませたいものだと、つくづく思う。
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